帰山寿憲

勝山市議会議員

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行政視察報告

北海道 様似町

地球の歴史と自然の宝庫。様似町です。
目的は「アポイ岳ジオパーク」。
その取り組み、中でも、「アポイ岳ジオパークセンター」の成り立ちと運営を中心に視察してきました
既存の建物の有効利用をはかり、大改装してH25年4月にオープンしています。
アポイ岳をメインとするジオパークで、様似町全体がジオパークとなっています。
地球の地下マントルが直接地上に露出している、フレッシュなかんらん石がメインの一つです。
もう一つは、特殊な土壌と気候がもたらす低標高に自生する高山植物です。
また、ジオパークセンターは、非常に見応えがあります。
その、すぐ隣に町が運営する「アポイ山荘」がありジオパークの散策コースの起点ともなっています。
町民に向けてお風呂も併設する施設です。
アポイ岳登山の基点でもあり、ジオパーク研究の拠点施設を伴っています。
勝山市では、現在ジオパークセンターは設置されていませんが、その必要性を強く感じました。

色々お話を聞いてみると、勝山市からこちらへ移住されている方も多いようで、議長さんの先祖は若猪野地区の出身とのことです。

        

北海道 幕別町

ナウマン象のまち忠類
道路の拡張中にでてきたナウマン象の化石を展示している「忠類ナウマン象記念館」
最初に発見されたのは1969年7月。
一次調査から三次調査まで行われ、1988年8月に忠類ナウマン象記念館がオープンしました。
上から見るとナウマン象の形をしており、ドーム型の主展示室には4.3Mの復元骨格を展示しています。
入場料は大人一人300円
きれいに整備されていますが、近年は今ひとつ人気が出ていないとのこと。
道の駅と、併設するナウマン温泉ホテルアルコ、パークゴルフ場やバーベキュー場やキャンプ場もありまだまだ可能性を感じさせます。
駐車場の一角にはJAの直売所。道路の反対側にはスーパーがあります。
道の駅忠類は、パン工房を売りとしており、大変美味しいと人気があるようです。
かつての忠類村が町村合併により幕別町となっています。
恐竜博物館と長尾山恐竜公園。改めて持っている強みを感じる事が出来ました。今後の展開をしっかりと見据えて行きます。
        

雨煙別小学校

コカ・コーラ環境ハウス
栗山町にあった、雨煙別小学校。廃校になったあと、宿泊型体験施設として再生されました。
再生したのは、公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団。
今回、個人的にもっとも興味のあった施設です。
規模は小さいものの、「自然環境プログラム」を元に活動が行われていました。
近隣の札幌市からの利用客も有り予約で一杯の日も多いとのことです。
建物の再生は、財団からの基金とボランティアの作業により行われました。
ベッドや、机は手作りがほとんどです。
勝山市でも、いずれは避けられない学校の統廃合。跡地をいかに利用するのか。どのぐらいの費用がかかるのか。
興味は尽きません。何とか保存の方法を探りたい「松文産業旧女子寮」に関連しても非常に参考になる建物です。